「男だから」「女だから」など性別による思い込みや決めつけで
家庭・地域・職場などで、“もやもや”したこと等を表現する川柳を募集しました。
775句の応募作品の中から、見事、賞に選ばれた作品を発表します。
ぼくはする
家事と仕事の
二刀流
家事は女の人の仕事だというイメージが世の中にはありますが、ぼくは、お母さんのてつだいで、料理をするのが好きです。
キャラ弁を
パパが作って
取材され
幼稚園の時に、パパがお弁当を作っていた家庭が、とても珍しがられたのを思い出して作りました。
男なら
泣くなと言われて
漢泣き
男なら泣くなと言われて、弟がもっと泣きだした時のことを思い出したりして・・・。
女子だから
黒で潰した
私色
スカートよりもスラックスの方が好きだけれど「女子だから」という理由で制服をスカートにされたり、女子なのに緑や青が好きなの?と友達に不思議そうにされてピンクや薄い紫などのみんなが思う「女子ぽい色」が好きだよと自分の好きな色を隠した時の気持ちを表現しました。自分の好きな色を隠した時の辛さや悲しさを黒で表現しました。
性別で
決めつけ消える
個々の色
一人一人の個性(色)が「性別」という社会の区別の中で埋もれてしまっているのではないかと思い、この川柳を詠みました。 性別という区別の境界線は完全には溶かせないと思います。けれどその区別を勘違いして個性(色)を消すのは明らかに違うし、そういう事態を減らすことは誰かを輝かす機会を増やせると思いました。
キャラ弁を
パパが作って
取材され
幼稚園の時に、パパがお弁当を作っていた家庭が、とても珍しがられたのを思い出して作りました。
「手伝うよ」
言った時点で
客気分
この句は、家事や育児に対する当事者意識の欠如と、そこに潜む性別役割分担のバイアスを表現しました。夫が妻に対して使う「手伝うよ」という言葉は、一見優しさのように聞こえますが、その裏には「家事は本来女性の役割であり、自分はあくまで補助者である」という無意識の前提があります。アンコンシャス・バイアスの事例として、家庭内での役割意識のズレがよく挙げられます。共に生活を営むパートナーであれば、家事は自分事であるはずです。しかし、「手伝う」という言葉を使うことで、自分を責任の外側に置いてしまっているという矛盾を指摘する意図で構成しました。
ランドセル
選んでおくれ
君の色
私には5歳の息子がいます。 少し気が早いですが、ランドセルの購入を検討中です。 ランドセルといえば、かつては男の子は黒、女の子は赤ばかりだったけど、最近はそうでもないようで、登下校中の小学生を見ると色とりどりです。 息子にはアンコンシャスバイアスを持たず、自分が好きな色を素直に選んでほしい、その気持ちを川柳にしました。
妻入院
夫イキイキ
家事こなし
先日、私は初めて一週間入院することになりました。45年間ほとんど家事とは無縁の夫に心配やら不安やら。しかし、病院にやって来た夫は一日の家事の様子をイキイキと話してくれました。その夫の明るい顔にほっとしたと同時に「夫(男)は家事が出来ない」と勝手な偏見をもっていたのは、むしろ私の方ではなかったかと改めて気づかされた入院でした。
本日は
女性不在と
お茶を出す
職場の先輩が、普段はお客様にお茶など出したことがなかったけど、珍しく自ら進んで接待したかと思えば、「本日は、女性陣が不在なもので・・・」と言葉を添えていた。近くで聞いていて、恥ずかしくなった。
節分だ
毎年父が
鬼ですか
節分は毎年父(私)が鬼役です。これも男でなきゃいけないのでしょうか?妻も子も渾身の力で投げつけてきますが、どちらが鬼かわかりません。
パパイクメン
ママは名もなき
家事育児
子育てをしているときによく思ったことを川柳にしました。パパばかり「良いパパだね、イクメンだね」って褒める人が多いと思います。もちろん、パパは本当に良いパパだし、進んで家事育児を取り組んでくれるので感謝しています。けどそれは、私も同じなのに、、、ママである私は当たり前で、パパはイクメンと褒められるのはなぜ?という思いを込めて作りました。
たくさんのご応募
ありがとうございました。
ランドセル
色より先に
「らしさ」捨て